もうね、この人の描写と比喩の面白さには逆立ちしても勝てません。
お笑いブロガーの地位を築きつつある「きのこちゃん」です。
以前も記事で褒めまくったのですが、まだまだタレントがあふれていましたので、今回もピックアップ!
関連記事:「面白さ」は金では買えない最大の資産だと思った話。
なんなんだ、この天才は!
きのこちゃんは彗星のごとく唐突に出現したブロガーなのですが、豊富なボキャブラリーと巧みな比喩表現でいっきに虜になった方も多いのではないでしょうか?
私もその一人ですが、特に自分のことを卑下する表現が面白すぎるんです。
普通の人が自分のことを謙遜して「私なんてこのようなレベルの低い人間なんですよ」というと人によっては鼻につく感じがするかもしれません。
しかし、きのこちゃんの場合はそのようなセオリーは一切関係ない。
一周まわって、自己卑下表現が一種のアートにまで昇華しているとさえ感じています。
そこで、私が好きなきのこちゃんの自己卑下表現をランキングしてみました。
世界観と表現力を磨きたいブロガーやライターはぜひ参考にしてください。
(参考になるかな……)
ブログのために大学辞めますとか仕事辞めますとかいうの流行ってるみたいだから、わたしも1つ!
似ている芸能人の話になった時に「よく言われるのは大型犬の肛門ですかね〜」て答えてるんだけど全然ウケた試しがないからこれ辞めることにします!!— きのこちゃん@ゆかいなブログを書いてます (@kinoko_wa) 2018年11月16日
なんなんだよ、「大型犬の肛門」って!
逆にウケなかった人がすごいわ!
どんだけ日常的に「笑ってはいけない」を実践しているの?
そもそも「大型犬」は芸能人ではないし、百歩譲っても「大型犬」ではなく「肛門」に似ている顔ってどんな顔なんだよ。
めちゃめちゃ気になる……。
私は心霊写真のコーナーで紹介されている人の顔に見える樹木みたいな顔面をしたブスおばさんなんだけど、その割には実は人に自慢できるちょうラブリーな趣味をひとつだけ持っている。
それは「紅茶を淹れること」。
ブスなのにすみませんね、ヘヘッ。
引用:意外なオシャレ趣味!おばさんが紅茶について語っちゃうぞ〜!泥水飲んでろクソババアとか言わないで〜
もはや「ブス」の描写ではないですね。
心霊写真のコーナーで紹介されている人の顔に見える樹木」て。
今度は自分をついに「樹木」という無機物にたとえ出しました。
しかも普通の樹木ではありませんよ。
「心霊写真のコーナーで紹介されている人の顔にみえる」という形容語句によってイメージが簡単にできるように仕立てています。
たしかにテレビとか雑誌で見たことあるけど、まさか自分の顔を表現するときに使うとは……。
どんだけ引き出しが広いんだよ。
道を歩いてて、
「あれ?私の顔面落ちてる?!」
と思ったら酔っ払いの吐瀉物だったことのあるみなさ〜ん!
今日もブスですか〜???
私も本当にこの顔面のお陰で、恥の多い生涯を送ってきました。
ちなみに私はマツダのアテンザに顔が似てるとよく言われるタイプのブスです〜!!イェーイマツダ!地元企業!
引用:30年間ブスのブスおばさんがブスについてブスブス語るでブスよ〜!
これがブログ記事の導入文ですよ!ビックリですよね。
かつてこんなリード文書く人いました?
いたら教えてください。すっとんでいきます。
きのこちゃんの記事にはもっとツッコミどころのあるリード文もあるのですが、ここでは割愛。
しかし、この記事はこの導入によって単に「ブス」だけをターゲットにしているのではなく、面白い文章を読みたい人をも魅了しているのですよ。
そもそも「あれ?私の顔面落ちてる?」と思ったら酔っぱらいの吐瀉物だったことのある人を呼びかける時点で、ブスという次元の最上級を上塗りしているし、もはや誰も共感しないところに独自路線を貫いている姿勢がうかがえます。
あと。
その後につづく「マツダのアサンザ」はすらっと受け流しそうになりましたが、気になったのでググってみました。
意外と美人じゃないのか?
この車、たしかに人の顔に見えなくもないけど、少し目がつり目で離れているけど全体的な形は整っているのではないか?
ていうか、自分の顔を形容するときにこの「アサンザ」をチョイスするかね?
このようなブロガーが参上することによって多くのブロガーは自らの無能を嘆いてしまうのではないでしょうか。
じつは私もその一人で、ダウンタウンの漫才をはじめて見た島田紳介のような気持ちがよく分かりました。
くれぐれも同じ土俵で戦ってはいけませんよ。
淡々ときのこちゃんの記事を見て笑いながら、自分の記事を書くのみですよ。
がんばりましょ。
【ゆる募】最近無性に人を褒めたくなったので、褒められたい人はTwitterから絡んでくださいねー!適当に褒めます。
【褒めます】
あまり日常で褒められる機会って少ないんですよね!でも褒められたいですよね!
そこで、もし褒められたい人いればメンションいただければ、メディアやプロフィールみて、適当に褒めます!
— ケンタ (@kentasakako) 2018年11月14日
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