ここ数年、このような質問をいただくことがあります。
正直にいいますと、私自身も休職と復職を繰り返した経験があります。
もっと言うと、休職が長びいて休職期間満了となり、会社を去った経験もあります。
そして私の現状。この1年半での会社の勤怠はほぼパーフェクトに近くなってきました。
メンタルでの欠勤はゼロ。遅刻なし。かなり回復しましたね。
ということで、もう2019年も仕事終わりになりましたが、今回は休職と復職のはざまにいる方へお伝えしたいと思います。
よくTwitter上で「疲れたら休みましょう」「限界がきたら会社を休んでもいいですよ」という優しい言葉が流れます。
私もこの言葉を信じて、「疲れたら休みました」し「限界がきたので休職」しました。
でも今振り返ると、どうでしょう。
休職と復職を繰り返した暗黒の20代、30代は本当に「失われた20年」となりました。
何も身に付かなかったんですよ。スキルも技術も専門性も人脈もお金も。
気付くと何も蓄積されていなかったんです。
たしかに本当に休むべきポイントというのはあります。
うつになる兆候がみられたらまずは会社から離れるのは有効ですし、メンタルが壊滅しそうになったらまずは休む。これはたしかにそうなんです。
でも、これを何度も繰り返してはいけません。
経験者だからこそそう思うのです。
SNS上では、休もうとする人を非難することはありません。
「ゆっくり休んで英気を養いましょう」という言葉をかけられることが多いと思います。
これはたしかにそうなんです。私も同じようにこのように声をかけます。
でも、当然ですが甘い言葉をかけてくれる方々は責任をとってくれないのです。
立ち直るのは自分しかありません。
ただ、この「休職
以前、休職中のセーフティネットとして「傷病手当金」について説明しました。
でも、基本的にはワンタイムと思って意志を強く持ちましょう。
関連記事:休職中は給料が出ない?事前に知っておくべき傷病手当金の基本
そうしないと私のように「失われた20年」が待ち受けています。
では、どうすれば休職と復職の地獄ループを抜けることができるでしょうか?
突破口は2つあると思います。
私が休職していた当時、本当に自堕落でした。
今だからいえますが、本当にひどかったと思います。
ただ、当時は仕方なかった、これが精一杯だったのです。生きることで精一杯だったので。
でも、今は違います。
まだまだ完全ではないですが、自分でも変わったと思います。
やはり、意識なんですよ。
休職期間でここまで変えるのは難しいですが、自分のビジョンを持って乗り越えるために一歩でも前にすすむべきです。
残念ながら他人がどうこうしてくれる訳ではありません。
残酷なことをいうと、主治医が病気を治してくれるわけではないのです。あくまで伴走者。
自分しか治せないのです。
まずは意識を変えるために自己管理をもう一度見直しましょう。
休職中ってすごい焦るんですよ。
職場に復帰するべきかどうか。傷病手当金をできるだけもらいながら休もうか。
そんなことを考えながら焦ってしまう。
そして、回復期になると休みながら何か勉強しようかとも思えてきます。
よく休職中に旅行してたたかれたりしますが、私も休職中に旅したことあります。
でも全然気が休まらないんですよ。
どこかで罪悪感がつきまとって全然旅が楽しめない。
だから一刻も早く「休職復職スパイラル」を抜け出すことを考えましょう。
今だからいえますが、「傷病手当金」とか「障害年金」などの制度はあくまでセーフティネットとして考えたほうがいいです。
恒常的にそこに頼るのは人生の中で生きるスタンスが「甘え」に偏ってしまう気がするんですよね。
誤解をおそれながら言うと、ある程度回復したら「制度に頼るな、自分を頼れ」なんです。
そのために私は今必死に勉強しています。
今年は宅建士に合格しました。来年1月のFP2級に向けて勉強しています。
さらに来年はそれらを活かしたビジネスを始めたいとも考えています。
参考記事:【2020年資格戦略】宅建士合格したのでFP2級とUSCMAを狙います。
私、必死なんです。
なんとか障がい者雇用という貧困生活から脱したい、と。
なんとかうつから抜けたい、と。
そのためにここ数年は人的資本にリソースを投入していましたし、来年はもっと時間とお金を投資して人的資本を築きたいと思っています。社会資本や金融資本はまだまだ先の話ですね。
つまるところ、信じるべきは自分なんです。
そのために自分ができるだけの努力をはじめてみましょう。
ただ、判断が難しいのですが、休むべきときは休んで下さい。
うつの一歩手前、自殺も考えているという状態では絶対に無理をしないでください。
何ごとも順序というものがあります。
自分で「フェーズを上げるときだな」と思ったらギアチェンジする方向でいきましょう。
私もまだまだですが、2021年あたりにフォーカスを当てながら今必死で動いています。
★現在求職中の障がい者のかたへ。
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関連記事:ジョブトレIT・WEBの説明会に行ったのでメリットとデメリットを述べます