休職中は給料が出ない?事前に知っておくべき傷病手当金の基本

悩める会社員
会社を休みたいけど、休職したら給料が出ないから心配……。
ケンタ
給料は出ないケースが多いけど、経済的にバックアップしてくれる制度がありますよ!

これまで何度か会社を休職したい人から相談を受けることもありました。
今回はそんな人に豆知識をご紹介します。ズバリ「傷病手当金」についてです。

私も会社を休職した経験があるのですが、とにかく経済的な心配が大きかったです。

とくにメンタルを病んでしまった場合はゆっくりと休むことを優先する必要があるので、収入の面はなるべく早めにクリアにしておきましょう。

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休職前に絶対に目を通さなければならない「就業規則」

まず大前提をお話します。

初めて休職する人はこの過程をおろそかにしがちなのですが、まずは最長で何日間会社を休めるかを確認しておきましょう。

その時のバイブルとなるのが「就業規則」です。

意外と読んでいない人が多いのですが、出来れば早いうちに熟読しておきましょう。
どこをチェックするかというと「有給休暇」と「休職」の項目ですね。

会社によって規定は違いますが、多くの場合は有給休暇から消費し、有給休暇がなくなったら欠勤という流れだと思います。

就業規則に「傷病時に欠勤が最大で何日とれるか」が規定されているはずです。
会社によっても雇用形態によっても違いますので絶対に確認しておきましょう。

たとえば、契約社員の規定にはこのような文言があると思います。

「傷病欠勤が●ヶ月以上に及び、引き続き出社が難しいと判断される場合は、現契約をもって契約終了とする」

この場合は、欠勤期間が終われば契約自体も終了してしまうので、退職せざるを得ません。
結構シビアですね。

ただ、一般的に言うと、契約社員よりも正社員のほうが欠勤期間も休職制度もしっかりしています。

全体的な流れとしては「有給→欠勤→休職」です。

この全体的な流れをつかむために就業規則は読み込んでおかなければならないのです。

休職前に知っておきたい傷病手当金の基本

一般論ですが、休職期間中は給与が出ないケースが多いです。
この場合は「傷病手当金」が収入の大きな柱となります。

「傷病手当金」は毎月支払っている健康保険料からの給付ですので、一種の保険金と考えてもいいでしょう。傷病手当金の基本的なことについて以下質問形式でお答えしましょう。

(1)傷病手当金は何日目からもらえるのか?

悩める会社員
何日間会社を休めば傷病手当金をもらえるの?

ケンタ
連続して3日休んだら4日目以降に対して支給されますよ。

これは「待機3日間」と言われています。
土日や有給休暇をはさんでもいいので、とにかく3日間連続して会社を休むことが傷病手当金の基本となります。

業務外の事由による病気やケガの療養のため仕事を休んだ日から連続して3日間(待期)の後、4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給されます。待期には、有給休暇、土日・祝日等の公休日も含まれるため、給与の支払いがあったかどうかは関係ありません。また、就労時間中に業務外の事由で発生した病気やケガについて仕事に就くことができない状態となった場合には、その日を待期の初日として起算されます。

引用:全国健康保険協会のサイトより

休職してから4日目というわけではありません。とにかく会社を連続して4日(休日を含む)以上休んだら傷病手当金を受給できる権利を手にします。

(2)傷病手当金はいつまで支給されるのか?

悩める会社員
傷病手当金はどのくらいの期間支給されるの?

ケンタ
最長で1年6か月ですよ!

この期間の長さが傷病手当金の最大の特徴です。
なんと最長で1年6か月もの間、給付を受けることができるので、じっくりと静養することができるのです。

しかし、ここで注意しなければならないのが「休職期間満了」という事態です。

休職期間が満了してしまうと会社を退職することになります。
会社を退職して傷病手当金をもらい続けるのがいいか復職して会社にとどまるのがいいかは迷うことになりますが、ご自身の心身を一番に考えて判断するべきです。

ひとつの安心材料としては、会社を退職したからといって傷病手当金が打ち切られることはないということです。

傷病手当金はかなり手厚いので、最大限享受することも一つの選択でしょう。

とにかく焦らないことが重要です。

(3)傷病手当金ってどれくらいのお金をもらえるの?

悩める会社員
傷病手当金はどのくらいのお金をもらえるの?

ケンタ
ざっくり言うと給料の3分の2です!

本当にざっくりと言ってしまいましたが、正確には

直近12ヶ月の標準報酬月額の平均額÷30×2/3」

ですね。

「え、2/3しかもらえないの?」と聞かれそうですが、安心してください。
給付額は意外と毎月の給与と遜色ない感じです。

そもそも標準報酬月額は税引き前の金額ですし、通勤手当も含まれるので毎月給与の手取り額よりも高めに設定されているはずです。

また、傷病手当金は非課税ですので、所得税や住民税を支払わなくてもいいのです。
そういう意味では、節税にもなっているんですよね。

まとめ:誰も教えてくれない知識を勝ち取ろう。

今回は休職前に知っておきたい傷病手当金に焦点を当ててみました。

もっと注意点を言うと「定期的に診断書を健康保険組合に送らなければならない」とか「障害年金とは併給できないので、障害年金をもらっている場合は調整される」などいろいろとありますが、それは応用編なので今回は省略します。

とにかく、休職する前の余裕のあるときに就業規則をよく読んでおき、傷病手当金の存在を頭の片隅に入れておきましょう。

いざというときはこのような知識やノウハウが重要なのです。

人事部や上司ってこういう大事なことを教えてくれないんですよね……。

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