じつは昨日仕事終わりに面接を受けました。
障がい者雇用なので12月には案件が多いんですよね。
以前から登録しているアットジーピー【atGP】の求人にアタックしてみまして、二次面接を受けてきましたが、ちょっと失敗した要素もあります。
そこで、今回は障がい者が面接を受けるときに注意したいことをまとめてみました。
個人的な経験に即したポイントですので、参考になれば幸いです!
多くの人は「話せない」ことを弱点としてとらえています。
たしかに自分の主張を表現できなければ、コミュニケーション能力不足を問われそうですよね。
でも、実はそれより重要なことは「話さない」ことなんですよ。
このほうが難易度が高いんです。
一般的な面接では、自己紹介や過去の経歴からはじまって、自分の特性ややりたい仕事、志望動機などを聞かれます。
これらはある程度練習すれば対応できるし、これを読んでいる皆さんはきっと私より流暢にこなることができるはずです。
そこが落とし穴になりかねないんです。
すらすらと語れるようになるとうっかり「不要なこと」まで言ってしまうことがありませんか?
たとえば、過去の仕事内容を語る際にディテールを伝えようとして会社特有の事情まで知らせてしまったり、志望動機を話すときに「Vokersで調べました!」と言わんばかりの勢いで業界や社風を知ったかぶりしたり。
こういうことって後になって気付くんですよね。
「あ、ちょっとしゃべりすぎたな」と。
過去の会社のことを悪く言えば相手にネガティブな印象を与えかねますし、背伸びをすると面接官は簡単に見抜きます。
それに多少「話し下手」や「間があく」ほうがいい印象を与えることもあります。
とくに精神障がいの場合、コミュニケーションがうまくいかずに悩んでいる人も多いでしょう。でもなるべく自分の会話スタイルを貫くのがベターだと思いますよ。
話上手でなくても大丈夫。
会話に間があったとしても自分のペースで面接をすすめましょう。
高学歴にありがちなのですが、自分がいかにスキルが高いかをアピールしがちなんですよね。私もあります。よくあります。自分をよく見せようという自己顕示欲が強いので……。
一般就職で即戦力のように見せかける場合は有効ですが、障がい者採用ではちょっと戦略を変えないといけません。
発想を切り替えましょう。
そもそも面接に呼ばれたということはすでに職歴やスキルは一定の評価がされているという前提で臨むのです。面接の場では必要以上に評価を得ようとしなくてもよいのです。
むしろ必死で自己アピールしようとすればするほど面接官は「あれ、ちょっとオーバースペックかも」と思うかもしれません。逆効果ですよね。
残念ながら障がい者採用では高度な専門性を要するような仕事はレアです。
自分のスペックが高いことを主張すればするほど、使用者サイドが使いこなせないリスクを想起してしまうのです。
スキルやキャリアを誇るのは履歴書や職務経歴書だけで十分。
面接では自分のキャラを知ってもらおうというイメージで挑むのがいいと思いますよ。
これもよくあります。気持ちも分かります。
せっかく転職というリスクを負うのですから前職よりも収入を上げたいですよね。
たとえば現在の年収が300万円のところ希望年収をきかれて500万円とかにつり上げてしまうとか。これはNGです。
会社にとって人件費はコストです。
残酷なことをいうと、なるべく人件費というコストをかけずに法定雇用率を達成したいというインセンティブが会社にはたらきます。
だから障がい者雇用では高収入は約束されないんですよね。
とくに精神障がい者に対しては「休業するリスクが高い」と織り込まれているので、その分給与はディスカウントされています。誰も公言しませんけどね。
その前提で希望収入を考えましょう。
多くの場合、障がい者雇用というフィールドでは自分のスペックは反映されません。
そこから抜け出すためにはやはり「ゆるふわ企業で副業」か「勤め人卒業」ですが、それはまた別の機会に書きますね。
参考記事:精神障がい者雇用で働くのがつらいときの対処法【基本はハイブリット戦略】
最後に余談。
面接ってエネルギーを消費するので想像以上に疲れるんですよ。
私は無職のとき、たった1時間の面接なのにぐったりしてしまい、数日間寝込んだこともあります。今はフルタイムで働きながら終業後に面接という人並みの活動ができますが、回復期でなければできない所業ですので、本当に無理せずに!
とにかく面接後帰宅したら自分を最大限ケアしてあげてくださいね!
面接が終わったら自分を褒めまくりましょうね。
関連記事:私が実際に利用している障がい者転職エージェント5選【おすすめ順】
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関連記事:ジョブトレIT・WEBの説明会に行ったのでメリットとデメリットを述べます