6月。
地獄ですよね、6月。
鋭い方はもうお分かりでしょうが、この時期は夏の賞与が支給されるタイミングです。
でも、嘆いてばかりはいられません。
非正規社員のわれわれは別の戦い方をしようではありませんか!
以前、同僚と話していたときにこんなことをつぶやいていました。
すると同僚はこう言ったのです。
なんというか想像を絶するような「隔絶」を感じましたね。
たしかに、ボーナスをもらう前提の正社員に比べれば、退職時期に縛られないというのは契約社員の数少ないメリットです。
でも、単純に考えるとボーナスがない分それだけ収入が低いですよね。
年収ベースで12等分されるケースが多いですが、正社員よりも薄給であることはほぼ確実。
「ルポ 中年フリーター―「働けない働き盛り」の貧困 」という本にこのような記載がありました。
厚生労働省の調査から、フルタイムで働く一般労働者の正社員と非正規の賃金の格差を見ると、40〜44歳の非正規の時給は1,294円で、正社員の63%に留まる。
割り戻してみると正社員の時給は2,054円。
1,294円とくらべると歴然とした格差がありますよね。
橘玲さんも「人生は攻略できる
ひとを「身分」で差別してはいけないというのは、近代市民社会のもっとも重要な約束事だ。ところが日本の会社は、社員を「正規」と「非正規」という身分に分けている。これは現代の身分制度そのもので、いま日本社会の大きな問題になっている。
同じ会社でも「正規」と「非正規」の従業員が混在している会社も多いでしょう。
任される仕事が(ほぼ)同じなのに、待遇が天地ほどに違うのは差別以外のナニモノでもないですよね。
それならば。
このようなヒエラルキーの下部に位置する非正規社員はどのように生き残りを図ればいいでしょうか?
ちょっと考えたのですが、非正規社員が将来も生き残るためには4つくらいの戦略があるかと思います。
こんな感じかな。
1️⃣正社員に昇格できるように頑張る。
2️⃣正社員になれる可能性がある会社に転職する。
3️⃣非正規のまま副業を頑張る。
4️⃣非正規のまま将来に向けて起業準備をする。
ちなみに「非正規のまま耐える」という現状維持スタイルは除外しました。
現状を変えたくないというデフォルト値効果が生まれてしまって認知が歪むんですよね。
詳しくは次の過去記事もご参照ください。
過去記事:人生を好転させるためのガチの方法【マイナスのハロー効果を除去しよう】
ではこの4つの方法について順に説明してみます。
今の会社で正社員に登用されるためにガンガン頑張って評価をあげる方法です。
仕事ぶりや人間関係について上司からの評価が高く、かつ今の会社に満足している場合に有効な戦略ですね。
ただ、言わずもがな正社員に登用されるにはそれなりの関門があります。
ある程度の社歴も必須だし、長期的な貢献も必要となります。
会社によって基準は異なりますが、正社員への転生は簡単にはいきませんよね。
ちなみに私はまだ社歴が1年しかないので、正社員に昇格するにはほど遠いです。
なので、この選択肢を残しつつ、別の戦略も検討しましょう!
「非正規」から「正社員」への未知を駆け上がるためのショートカットが転職です。
ただ、全体的にみると参入障壁が高いですね。
とくに障がい者雇用については非正規スタートが一般的になりつつあります。
一度非正規になってしまうと正社員への転職が難しくなってしまう傾向にあります。
だから現実的には、1️⃣のように今の会社で実績を積むのが正社員へ転向できる可能性が高いです。
ただし!
先の記事でも言ったように「マイナスのハロー効果」のせいで良好なパフォーマンスが残せていない場合は転職するのも一手です。
ゼロベースからのスタートですね。
先述したように障がい者採用の場合は非正規の案件が多いので、「転職」してから「正社員登用」のラインで攻めるのが理想。とりあえずエージェントに登録だけでもしておきましょう。意外と神案件があるかも。
参考:私が実際に利用している障がい者転職エージェント5選【おすすめ順】
ずばりこれです。
私が今取り組んでいるのはこれ。
会社では与えられた仕事を淡々とこなし、平日の夜と休日はブログやウバ活、宅建士の勉強などに時間を費やしています。ブログは即金性がないですが、長く続けているとちょっとずつお小遣いがうまれてきます。
また、空き時間にUberEatsの配達をするのも気分転換になりますしお金にもなるので一石二鳥!
関連記事:Uber Eats(ウーバーイーツ)の副業をする理由【8つのメリット】
私が次にねらっているのはこの領域です。
あと3年ほどで法人を設立したいと思っているのですが、そのためにいろいろと情報を仕入れたり勉強したりしています。(ガンバリマス)
正直言うと、このマインドを持っていると「非正規社員」とか「正社員」とかどうでもよくなると思うのですよ。
視線が将来に向けているのであまり現状を気にすることもなくなるはずです。
ましてや「ああ、ボーナスがもらえなかった」なんてどうでもいい。
将来起業して成功することで挽回を図りましょう。
このように会社の中ではヒエラルキー底辺の非正規社員でも戦略を持つと希望が見えます。
あと、ハイブリット戦法もありですね。
つまり、この4つのフェーズを組み合わせるのです。
1️⃣の正社員登用シナリオを保持しつつ、2️⃣の転職案件も目を通しながら、3️⃣のように副業して、虎視眈々と4️⃣を狙うという。
われわれ非正規社員はボーナスがもらえないごときで悲嘆にくれている場合ではないのです。
橘玲さん風に言うと「伽藍を捨ててバザールへ向かえ」ですね。
ともにバザールへ!