このような悩みにぶちあたる方も多いと思います。
私もそうです。
「働き方改革」が喧伝されている昨今、副業解禁やワークライフバランスの促進などが奨励されている会社も多いでしょう。
ところがこれは「終身雇用が崩壊したから将来の面倒は見ませんよ」というメッセージです。
私が言うまでもなく、自分で自分の身を守らないといけないのです。
ちょっと私の話をしますと、今の会社に入社して1年7か月目になりますが、先の見えない契約社員として低賃金で働いています。
会社の最底辺である「障がい者枠の契約社員」というポジション。
このポジションで一生生きていくのはハードモードすぎます。
一刻も早く抜け出したいので、2020年こそは動きます。
関連記事:2020年に必ず成し遂げたいこと
低収入はやはり耐えがたい不安がつのりますよね。
かといって「会社を辞めればいいじゃん」と強者の理論をかざされても弱者には準備が必要なのです。
そんなときはなるべく合理的に考えましょう!
今回は薄給生活を乗り切るための考え方を3つほど紹介したいと思います。
概して言うと皆さんは会社に献身しすぎです。
会社の周囲をみてみましょう。
団塊世代が高給をもらいながら社内ニート生活を楽しんでいませんか?
一方われわれは会社まで毎日通勤して、一日8時間以上の労働。
時間とエネルギーをお金に換えるだけの毎日なので、副業や起業などのプランニングを考える余裕すら与えられません。
時間的にも精神的にも余裕がなくなると、会社生活に埋没してしまうという巧妙な罠が待ち受けています。
すべからく会社というものは社員を洗脳して社畜化しようとするものです。
そこで、私がおすすめするのは「会社へのコミットメントレベルを下げること」
極論を言うと「できるだけさぼろう」ということです。
こう言うと会社内での信用を失いますが、あえてもう一度言います。
さぼりましょう。そして自分の資産になる仕事にこそ注力するべきです。
この資本主義では労働者は基本的に搾取される対象となります。
われわれ労働者は会社の利益のために働いているという厳しい現実を認識しなければなりません。
だから私のような低収入労働者の生存戦略はシンプルです。
会社を利用しながら、自分の人的資本を築いていく。
これしかないんですよね。
これが年収1000万円とかであれば話は別ですが、とにかく自分のポジションを再認識したうえで戦略を立てるのが一番です。
もしさぼるのに気が引けるようでしたら、55歳くらいのおじさん会社員を眺めてください。
私たちの5倍ほどの給料をもらっているのに生産性は私たち以下のはずですから。
突然ですが、自分の時給を計算されたことがありますか?
私も計算したのですが、低すぎて落胆しました。
最近では時給ベースで収入を考えると「時給脳」と呼ばれますが、会社員のうちは時給こそ自分の価値を表すわかりやすい指標だと思います。
さて、時給とはこのような方程式で成り立ちますよね。
この中で自分がコントロールできる部分ってどこでしょうか?
「総収入」は会社が決めるのでいくら頑張っても上昇余地が限られます。
ということは、われわれがコントロールするべきは「労働時間」なのです。
時給を上げるためには分母である「労働時間」をなるべく少なくすることが大事なんです。
ではどうやって「労働時間」を下げることができるのでしょうか?
私が実践しているのが、会社にいながら非労働時間を増やすということです。
これにはある程度のテクニックが必要です。
一例をあげると……。
これ以上にもいろいろできますので、ぜひ自分なりの「労働時間から非労働時間へのシフト」を考えてみましょう。
ちなみに「残業代をもらうために労働時間を増やす」という発想は捨てましょう。
残業すると「割増された残業代」というおいしい果実を手に入れることができますが、一時的なカンフル剤にすぎません。
その代償に人生で一番貴重な資産である「時間」を失うことになります。
会社に長くいることでメンタルも摩耗してしまいます。
あくまで「労働時間」をコントロールすることに注力しましょう。
参考記事:残業は損!残業代をもらうよりも大事なことは「帰宅ラッシュ回避」
(1)では「できるだけさぼろう!」というメッセージを送りました。
これと矛盾するように見えますが、さぼるだけでは勿体ないんですよね。
何より時間がもったいないんです。
せっかく会社員として働いているので、会社で得られるものはどんどん吸収するようにしましょう。もちろん「会社の備品をもらおう」とか「経費を使って飲食しよう」という行為をすすめているわけではありません。
仕事を通じて得られる知識や経験。
これは立派な資産になるんですよ。
たとえば、私はずっと管理部門に所属してきましたが、会社のお金や人の動き、リソースの活用の仕方などをずっと観察していました。
それが勉強になるんですよ。
私見なのですが、仕事の最大の報酬は「仕事」なんですよね。
会社で能力のある上司の仕事を見てみましょう。面白い仕事はすべて一部の人に集まっていますよね。
世の中は残酷ですよね。
金融資産だけでなく仕事の質も二極化されるなんて。
残念なシニアは高給をもらいながらも死を待つのみ。
できるシニアはさらに高給をもらいながらも高みをのぼる。
話がそれましたが、とにかく仕事をしながらでも磨けるスキルはあるはずです。
もしそれがどうしても見当たらなければ、転職も検討したほうがいいですね。
障がい者雇用の場合は「アットジーピー【atGP】」や「dodaチャレンジ」などのポータルサイトが便利です。
参考記事:私が実際に利用している障がい者転職エージェント5選【おすすめ順】
今回は3つのアプローチをご紹介しましたが、当然ながらこれが絶対的な考え方ではありません。むしろ、自分なりの「会社員生活ハック」を編み出すことが大事なんですよね。
私は今年2020年後半には起業したいと思っていますので、なんとか残りの会社員生活を乗り切ろうと思います。
長くなりましたが、皆さんの参考になればうれしいです!
★現在求職中の障がい者のかたへ。
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関連記事:ジョブトレIT・WEBの説明会に行ったのでメリットとデメリットを述べます