昨日FP(ファイナンシャルプランナー)3級を受験しましたが、首尾よくいけば合格です。
関連記事:【やや難化?】2019年1月にFP3級を受験した体験記。
でもね、合格よりも大事なことがあるんですよ。
受験料6,000円も払って「FP3級合格」という結果だけではペイしないですよね。
そこで「FP3級」を6000円以上の価値あるものにする勉強方法を考えてみましょう。
まだFP3級の復習してないの?
あおるわけではないのですが、今朝こんなツイートをしました。
FP3級を受験した方は間違えた箇所を今日中に復習しておきましょう!
これ絶対!厳しい言いかたすると、合格したことで安堵してると受験した意味がほとんどないですよ!
— ケンタ (@kentasakako) 2019年1月27日
そう、合格したことで安堵していると受験した意味がないんですよ!
ネットを見ると「FP3級なんて誰でも合格できる!」という記事ばかりですので、単に合格しただけではもったいないんですよね。
実はFP3級は間違えることに意味があるんですよね。
本来であれば満点とれてないといけないのに間違えたということは、自分の知識がまだまだ足りないということです。
だからこそ間違えたところを徹底的にレビューすべきです!
— ケンタ (@kentasakako) 2019年1月27日
ちょっと厳しめですが、FP3級は満点を取ることを前提にするべきです。
たしかに試験本番では6割取れればいいですが、この先「FP2級」や「宅建士」などの上司資格を狙うためには「FP3級」は通過点にすぎないんですよね。
FP3級はいわば「模試」として活用するべきなんです。
この試験はマネーリテラシーの基本しか出題されないので、自分の弱点がわかりやすいんですよね。FP3級試験は弱点克服に最適な教材なのです。
だから本試験で間違えた箇所を徹底的に分析して、自分の弱点を克服することに焦点をあてると6,000円くらいの価値はあるかと思いますよ。
恥ずかしいですが私の具体例を挙げましょう。
私が学科で間違えたのは8問ですが、その内訳はこんな感じです。
・不動産:(24)(25)
・相続、贈与:(26)(30)
・保険:(36)(38)(39)
ざっくりですが「保険」が一番弱いですね。
また、私の場合は今後「宅建士」もターゲットにしていますので、不動産と相続の間違えた箇所を丁寧に振り返る必要があります。
Googleと勉強しよう。
ここでおすすめの復習方法を紹介しましょう。
それは、キーワードを検索してぐぐりまくることです。
こんな声が聞こえてきそうですね。
たしかに自己採点の段階ではそれでもいいでしょう。
しかし、比較的時間に余裕のある試験直後にあえて検索することに意味があります。
なぜなら2つのメリットがあるからです。
それは「検索能力が増強される」ことと「余分な情報が手に入る」ことです。
検索能力が増強されるのはなんとなくわかりますが、余分な情報が入ったらダメだろうと思う人がいるかもしれませんね。
でも、とにかくぐぐりましょう!
Googleで調べてみると解答に関する情報だけでなく、周辺知識もインプットできるんですよ。
これをノイズと思うべからず。ときには回り道をすることが身を助けることもあります。
急がば回れ。
ショートカットだけが人生ではないのですよ。
ここで実際にどんな感じか具体的にみてみましょう。
(私の復習済みレジメです)
今回の試験(24)の問題。
建築基準法の規定によれば、第一種低層住居専用地域内における建築物の高さは、原則として10mまたは20mのうち当該地域に関する都市計画において定められた建築物の高さの限度を超えてはならない。
答えは「誤」。
ここで多くの人は専門学校の速報サイトを見て「ああ、建築基準法では第一種低層住居専用地域では10mと12mだったな」という認識しか抱きませんが、それではすぐに忘れてしまいます。応用もききません。
そこで、「建築基準法 高さ制限」というキーワードでぐぐるのです。
するといろいろなサイトで関連情報が解説されていますので、それを読んでみましょう。
もちろん全てを読む必要はありませんが、この手間をかけるだけで次のような周辺知識を得ることができます。
・「絶対的高さ制限」では、第一種低層・第二種低層・田園が10mまたは12mの制限!
・「斜線制限」ってなんだっけ?あ、「道路」と「隣地」と「北側」があったな。
・「隣地」は「第一種低層・第二種低層・田園が適用されないんだったな。高さ制限があるからね!
・「北側」は住宅地に適用されるんだよね!えーと、住宅地は……
というようにたった一問でこれだけ掘り下げられるんですよ。
これ、意味ないと思われがちですがリピート効果によって脳に定着しやすいんですよね。
だから検索エンジンで勉強するのはおすすめなんです。
復習することによって6,000円は回収できる。
まとめます。
FPを受験したけどまだ復習していない人はぜひ今から振り返りをしておきましょう。
それだけで受験料の6,000円は回収できたようなものですよ。
FP3級の試験は「本気モードオプション付き模試」だと思い込めばいいのです。
それによって、次のステージにすすむことができますので。
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